5万円から始める海外FX初心者のための取説

2021年11月24日

海外FXと聞くとFX初心者の方は

  • なんで海外FX会社で取引する必要があるの?国内のFX会社ではだめなの?

と疑問を持ってしまう方が多いんじゃないかと思います。

また「きな臭い」とか「お金帰ってこないんじゃないの」と、海外FX会社の安全性に不安を感じる方もいるかもしれません。

筆者もFXを始めたばかりの頃は海外FX会社に詐欺っぽいイメージがあって、国内のFX会社オンリーで取引をしていました。

ある時、お試しで知名度のある海外FX会社に、小額を入金してトレードをしてみたんです。

いくらお試しといっても大事なお金は失いたくないですし、取引するにあたっては海外FX会社と国内FX会社の違いをよくよく調べました。

海外FX会社での取引はもちろんデメリットもありますが、国内FX会社と比較してみるとメリットが多く、ポイントを押さえて取引すれば安心してトレードできると感じました。

結局、その小額入金分は取引の損失として無くなってはしまいましたが、安心できる海外FX会社を選ぶ、システムや取引のルールを把握して、今は海外FX会社をメインにしています。

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当サイト「5万円から始める海外FX初心者のための取説」は、FX取引を始めて間もない方でも海外FX会社をおすすめ出来る理由を複数紹介しています。

  • 国内FXと海外FXの違い
  • 海外FXのメリットとデメリット
  • 海外FX会社の選び方
  • 5万円でも取引が可能な理由
  • 海外FX会社の口座の開設手順

など、解りやすく解説するサイトを目標にしています。

もちろん海外の金融会社なので、リスクがゼロとは言えません。

そこは自己責任になってしまいます。

ですが、有利な点、不利な点をしっかり理解し、ご自身でルールを作って取引すれば初心者の方でも恐怖のないトレードが可能なのは、海外FX会社の方だと思っています。

海外FXのコンテンツをどんどん充実させていきますので、ご愛読よろしくお願い致します。

  1. 国内FX会社と海外FX会社の違いとは
  2. 国内FX取引と海外FX取引の違いとは
  3. レバレッジとは 
    1. 国内FX会社に5万円を入金して1万通貨(1ロット)取引をしてみる
    2. 海外FX会社に5万円を入金して1万通貨(1ロット)取引をしてみる
    3. FXで利益を出すにはポジション量(ロット数)と余剰金のバランスが大事
  4. 各種ボーナス
  5. ゼロカットシステム
  6. 追証とは
    1. ①証拠金維持率が低くなった場合の追証
      1. 追証が発生してしまった場合には
      2. 追証を無視すると
    2. ②口座残高がマイナスになった場合の追証
      1. マイナス分の追証が発生してしまった場合には
  7. 信頼性
    1. ①信託保全について
      1. 国内FX会社の場合
      2. 海外FX会社の場合
    2. ②出金トラブルについて
  8. 国内FX会社と海外FX会社のスプレッド比較を
    1. 国内FX会社と海外FX会社のスプレッドの違い
    2. 国内FX会社と海外FX会社のスプレッドを円換算で比較
    3. スプレッドの計算方法とは
      1. 国内FX会社・スプレッドが0.2銭の場合
      2. 海外FX・スプレッドが1.6pipsの場合
    4. 固定スプレッドのメリット・デメリット
    5. 変動スプレッドのメリット・デメリット
    6. 海外FX会社はスキャルピングには向かないけど
  9. 取引方式の違い(DD方式とNDD方式)・のみ行為とは
    1. DD方式
    2. NDD方式
    3. DD方式のノミ行為とは
    4. 初心者はDD方式とNDD方式のどちらがおすすめ?
  10. 取引ツールについて
    1. MT4・MT5
    2. 初心者には独自ツール、メタトレーダーのどちらがおすすめ?
  11. 日本語サポート
  12. 税金・損失繰越・確定申告
    1. 国内FXと海外FXの税金の違いについて
      1. 一見、国内FXの税率が有利にみえるけど
    2. 損失の繰越について
    3. FXの確定申告
    4. FXも経費が認められる
  13. まとめ

国内FX会社と海外FX会社の違いとは

国内FX会社と海外FX会社の違いは、国内に本社がある国内企業なのか、海外に本社がある海外企業なのかという違いです。

食品で例えるなら、国産の方が国内の法律や基準にのっとって生産されているので安心、安全、だけど高いみたいに思う人が多いのに対し、海外産にも良いものはあるけど、よく見極めて買わないとちょっと不安というような感覚が似ているかもしれません。

FXも国内FX会社は、国内の法令、基準に従って運営されています。

海外FX会社は、海外の法令や基準に従って運営されています。

ですがFX取引、つまり通貨を買ったり売ったりしたときに発生する差額によって利益を狙う取引、という基本は国内、海外どちらも変わりはない、ということになります。

【余談】

筆者は犬を飼っているのですが、日本ではペットフードは食品ではなく、雑貨扱いなのをご存じでしょうか。雑貨なので人間の食品関連の法令による規制は受けず、人間の食肉としては出せない家畜の死肉が使われているフードがあるのでは?と今でも言われています。(パッケージに明記する義務がないので、真意は不明です)

 

海外の先進国ではペットフードにも人間と同等の基準があり、ヒューマングレードと呼ばれ雑貨扱いではありません。なのでペットフードは海外産を好んで選んでいます。

 

筆者も国産は安心、安全という考えに違いはありませんが、商品やサービスによっては海外の方が良い場合もあり、FXも海外の方が安心感があるんです。

国内FX取引と海外FX取引の違いとは

国内FX取引と海外FX取引の違いについてです。

違いがあるのは、実際にFX取引するにあたっての「条件」です。

国内は国内、海外は海外の法令や基準に準じた取引の「条件」があって、国内FX会社にいたっては国内の厳しい法令や基準に合っていないと、顧客にサービス(FX)を提供することが認められていません。

例えばレバレッジはどの国内FX会社でも、25倍までと法令で定められているのに対し、海外FX会社では400倍~3,000倍など各社自由にレバレッジを設定しています。

では、その条件を見ながらあえて、海外FX取引するメリットはなんなのか?について一つずつ解説していきたいと思います。

まずは以下の比較表を見てください。

項目
★(重要度)
国内FX取引海外FX取引
1.レバレッジ
★★★★★
最大25倍まで 400~3,000倍
2.各種ボーナス
★★★★★
無し 有り
3.ゼロカット
システム
★★★★★
無し 有り
4.追証
★★★★★
追証有り 追証無し
5.信頼性
★★★★

法規制で安心

FX会社による
6.スプレッド
★★★
狭い 広い
7.取引方式 DD方式 NDD方式
8.取引ツール独自ツール MT4・5
9.日本語サポート 日本語対応 一部日本語対応
10.税金 分離課税20% 総合課税(5~45%)
11.損失繰越 3年 無し
12.確定申告給与所得者
年間20万円以上
利益で必要
給与所得者
年間20万円以上
利益で必要

上記の比較表を見ていただくと

国内FX取引は
  • スプレッドの狭さ
  • 安心、安全面
  • サポート
  • 税金面

などのFX取引以外のメリットが目立ちます。

実際のFX取引に関するメリットは、スプレッドの狭さだけです。

海外FX取引は
  • レバレッジの高さ
  • 各種ボーナスが豊富
  • ゼロカットシステムの採用
  • 口座残高マイナスの追証が無い

など実際のFX取引で重要な項目は、ほぼ海外FX取引の方が勝っているということが解るんじゃないでしょうか。

それでは、比較表の各項目がFX取引にどう影響するのかを見ていきましょう。

レバレッジとは 

重要度 MAX

国内FX会社
25倍
海外FX会社
400~3,000倍

レバレッジとは「てこの原理」のことで、株やFXでは「小さな資金で大きな金額を取引すること」を意味する金融用語です。

FXの魅力はまさに、小さな資金で大きな金額を取引できることと言っても過言ではありません。

国内FX取引では最大レバレッジ25倍まで、海外FX取引では最大レバレッジ3,000倍など超が付くほど倍数が異なります。

ではレバレッジが高いと、なにがFXで有利になるんでしょうか?

結論から言うと「最大レバレッジ数が高ければ高いほど、証拠金が少なくて済む」という大きなメリットがあるんです。

証拠金とは

証拠金とはレバレッジ取引をするための担保のようなもので、例えば国内FX会社ではドル/円を1万通貨(1ロット)の取引に、約4万円の証拠金が必要になります。(証拠金は通貨レートにより変動します)

 

証拠金の計算方法は

通貨レート × ポジション量 ÷ レバレッジ数 = 証拠金

で計算されます。

 

【国内FX・レバレッジ25倍・ドル/円のレート100円で計算してみると】

通貨レート ポジション量 レバレッジ数 証拠金
100円 1万通貨(1ロット) 25倍 4万円
100円 2万通貨(2ロット) 25倍 8万円
100円 5万通貨(5ロット) 25倍 20万円

1万通貨(1ロット)なら4万円・2万通貨(2ロット)なら8万円といったように、ポジション量に応じた証拠金(担保)が、取引口座に入金されている必要がある、ということになります。

 

【海外FX・レバレッジ1,000倍・ドル/円のレート100円で計算してみると】

通貨レート ポジション量 レバレッジ数 証拠金
100円 1万通貨(0.1ロット) 1,000倍 1,000円
100円 2万通貨(0.2ロット) 1,000倍 2,000円
100円 5万通貨(0.5ロット) 1,000倍 5,000円

※海外FXでは10万通貨が1ロット、1万通貨は0.1ロットで換算され、国内FXでは1万通貨が1ロットになります。どちらも同じ1万円分の取引になります。

 

国内FX会社・レバレッジ25倍・1万通貨(1ロット)で、各通貨の目安レートとした場合に、
●ドル/円:約4万円
●ユーロ/円:約5万円
●オーストラリアドル/円:約3万円
●ユーロ/ドル:約5万円
といった様に、証拠金は取引する通貨によって異なります。

上記の通り、レバレッジ取引にはポジション量に応じて担保(証拠金)が必要になります。

FX取引に証拠金が必要なのは、国内FX、海外FXも同じです。

証拠金(担保)が多いデメリット

  • 口座資金が少ないとポジションを建てた時に、証拠金に口座資金が圧迫される
  • ポジションを建てている間、証拠金分の金額が拘束されてしまう
  • 証拠金分の金額が拘束されるので、余剰金が少なくなる
  • 余剰金が少なくなると、強制ロスカットの可能性が出てくる

言葉だけではイメージしにくいと思いますので、国内FX会社、海外FX会社に5万円を入金しての取引を例にしてみましょう。

国内FX会社に5万円を入金して1万通貨(1ロット)取引をしてみる

レバレッジ
25倍
通貨
米ドル/円
通貨レート
100円(仮定)
ポジション
1万通貨(1ロット)

上記の通り、5万円の入金だと1万通貨(1ロット)の取引だけで、証拠金で4万円が動かせないお金となってしまうので、1万通貨(1ロット)以上ポジションを持つことが出来ません。

また5万円の内、4万円が証拠金となってしまうため、余剰資金が少なく損失が出ている場合には、すぐに強制ロスカットされてしまいます。

海外FX会社に5万円を入金して1万通貨(1ロット)取引をしてみる

レバレッジ
1,000倍
通貨
米ドル/円
通貨レート
100円(仮定)
ポジション
1万通貨(0.1ロット)

海外FXでレバレッジが1,000倍の場合、1万通貨(0.1ロット)当たりの必要証拠金は1,000円で、なんと国内FXの1/40です。

海外FXでは10万通貨が1ロット、1万通貨は0.1ロットが取引単位になります。

5万円の入金額でも余剰資金が多く確保できるので、ポジション量、損切ラインに余裕を持って取引が可能です。

損失を考えずにギリギリまでロットするなら、5万円の入金で4万通貨(0.4ロット)まで可能です。

ちなみに最大レバレッジが3,000倍だった場合の必要証拠金は、1万通貨(0.1ロット)当たり約333円になります。

レバレッジが高いメリット

  • 1ロット当たりの証拠金が少なくて済む
  • 証拠金が少ないので、少ない口座資金でもポジション量を多く持てる
  • 証拠金が少ないので、余剰金が多くなる
  • 余剰金が多くなると、すぐに強制ロスカットされる可能性が減る

5万円という少ない口座資金でも、レバレッジ数の違いでこれだけ取引の自由度が変わってきてしまいます。

FXで利益を出すにはポジション量(ロット数)と余剰金のバランスが大事

当然ながら、FXではポジション量(ロット数)が損益に大きくか関わってきます。

値動きの単位をpips(ピップス)と言いますが、何pips動くとどれくらいの損益になるのか見てみましょう。

【値動き幅pipsのと損益の早見表】

ポジション1万通貨の場合
pips 評価損益
1pips動くと 100円の損益
5pips動くと 500円の損益
10pips動くと 1,000円の損益
20pips動くと 2,000円の損益
100pips動くと 1万円の損益
1,000pips動くと 10万円 の損益
ポジション2万通貨の場合
pips 評価損益
1pips動くと 200円の損益
5pips動くと 1,000円の損益
10pips動くと 2,000円の損益
20pips動くと 4,000円の損益
100pips動くと 2万円の損益
1,000pips動くと 20万円 の損益

2万通貨のポジション量(ロット数)なら1万通貨の2倍の損益、4万通貨のポジション量(ロット数)なら1万通貨の4倍の損益と、ポジション量(ロット数)が増えるほど損益は増していきます。

取引口座に入れる資金ポジション量(ロット数)損失が出てもロスカットされない余剰資金バランスがとても大事です。

バランスが、国内FX取引と海外FX取引のどちらが融通が利くのか、もう一度5万円の入金で考えてみます。

国内FX取引の場合

国内FX取引では1万通貨当たり約4万円の証拠金が必要なので、1万通貨分しかポジションが持てません。また、必要証拠金に口座資金が圧迫されて余剰金が少ないので、損失が出てしまうとすぐに強制ロスカットされてしまいます。

海外FX取引の場合

海外FX取引のレバレッジ1,000倍として、1万通貨当たり必要証拠金は1,000円なので、現実的な取引で考えても最大3万通貨のポジションを持つことも可能です。必要証拠金に口座資金が圧迫されずに余剰資金が多いので、余裕を持ったトレードが可能です。

どうでしょう?

5万円の口座資金だと、国内FXは証拠金の多さゆえに1万通貨(1ロット)の取引で身動きが取れなくなってしまいます。

それに対し海外FXでレバレッジ1,000倍の場合、3万通貨(0.3ロット)ポジションを建ててもまだ余裕はあります。

FX取引で利益を出すためには、勝ち負けを繰り返し1日、1週間、1カ月単位のトータルで損失よりも収益が上回っていることが取引の本質です。

そのためには、ここぞという時にポジション量(ロット数)を入れて、利益をいかに伸ばせるかが重要なんです。

  ポジション量 10pips変動 100pips変動

国内FX取引

(レバレッジ25倍)

1万通貨(1ロット) 1,000円の損益 1万円の損益

海外FX取引

(レバレッジ1,000倍)

3万通貨(0.1ロット) 3,000円の損益 3万円の損益

リスクを抑えた5万円の口座資金で、FX取引をするのに有利なのは国内FX、海外FXのどちらなのか?レバレッジの違いだけでもお解りいいただけたんじゃないでしょうか。

レバレッジの高さ=必要証拠金の少なさが、海外FXの大きな魅力であり、資金が少ない初心者でもおすすめできる、最大の理由です。

各種ボーナス

重要度 MAX

国内FX会社
無し
海外FX会社
有り

海外FX会社の各種ボーナスは、5万円から始めるFX初心者の方にはレバレッジに次いで大きなメリットです。

特に大きいのが入金時のボーナスで、5万円の口座入金で100%のボーナスであれば、ボーナスは5万円になりますので、取引口座の資金が合計10万円から取引できることになります。

入金するだけでいきなり手持ちの口座資金が2倍からスタートできるわけですから、5万円の資金で取引を始めたい初心者の方にはありがたいメリットです。

ボーナスを簡単に言うと、取引だけに使用できる口座資金です。

※ボーナスは取引にだけ使用できる口座資金なので、ボーナスの金額を出金することは出来ません。

  • 口座開設時にボーナス 3,000円~20,000円他
  • 入金時にボーナス 10%~100%他 
  • 取引時にボーナス 
  • その他ボーナス

など、海外FX各社が独自の様々なボーナスを設けています。

海外FX会社口座開設ボーナス入金ボーナス
XMtrading3,000円 5万円まで100%
5万円を超える部分に20%
(最大45万円まで)
AXIORY キャンペーンによる キャンペーンによる
GEMFOREX 20,000円 キャンペーンによる
FXGT 3,000円 初回入金100%
(上限7万円まで)
iFOREX 無し 10万円まで100%
10万円を超える部分に25%
(最大10万円まで)

口座開設、入金ボーナスともにキャンペーンとして期間限定の場合がありますので、詳細については公式サイトを確認してください。

ボーナスの金額、付与の条件については各社バラバラなので、小額からFX取引を始めたい方はボーナスの付与率を基準に海外FX会社を選んでも良いかもしれません。

国内FX会社では各種ボーナスの付与はないので、この点も国内FX会社と海外FX会社の違いになります。

ゼロカットシステム

重要度 MAX

国内FX会社
無し
海外FX会社
有り

ゼロカットシステムとは【超重要です】

ゼロカットシステムとは、大きな相場変動などでロスカットが間に合わず取引口座の残高がマイナスになってしまった場合の損失を海外FX会社が負担して、口座残高を0にしてくれるという仕組みのことです。

大きな指標の発表や、相場変動をともなう国際的に大きなニュースがあった場合には、数百pips単位の変動が一瞬でおきてしまう場合があります。

例えば、2015年にあったスイスフランショックでは、5分間で1,600pipsも下落する大変動が起こりました。

1,000pipsもの値動きは、通常は1か月~数カ月単位の変動幅です。

初心者の方は金額にしてみるとイメージしやすいかと思いますが、数十秒、数分で下記の様な変動が起こってしまった訳なんです。

ポジション量1,000pips動くと
1万通貨(1ロット) 10万円の損益
5万通貨(5ロット)50万円の損益
10万通貨(10ロット)100万円の損益

pips(ピップス)とは

pipsは「percentage in point」の頭文字をとったもので、各通貨の共通単位としてFXの変動値として使用されるものです。1pipsがいくらを表しているのかは、通貨ペアによって異なります。

 

クロス円(米ドル/円・ユーロ/円・ポンド/円など)の場合

1pips 0.01円(1銭)
10pips 0.1円(10銭)
100pips 1円(100銭)

初心者の方はクロス円で取引することが多いと思いますので、まずクロス円の単位の見方を覚えるとよいと思います。

 

米ドルストレート(ユーロ/ドル、ポンド/ドルなど)の場合

1pip 0.0001ドル(0.01セント)
10pips 0.001ドル(0.1セント)
100pips 0.01ドル(1セント)

 

瞬間的に1,000pipsもの変動は、そう頻繁に起こるものではありませんが、日本では大地震のような相場変動のリスクは常にあると思っていた方が安全です。(もし東京で大地震が起きてしまったら・・・)

そのような急変時に、システムが行う決済が遅れて強制ロスカットを大幅に超えたところで、決済されてしまうことがあります。

大事なことなので、もう一度言います。

システムが行う決済が遅れて強制ロスカットを大幅に超えたところで、決済されてしまう可能性が常にあるんです。

国内FX会社の場合、ゼロカットシステムが無いので、強制ロスカットを超えて決済されてしまった部分の損失は追証として、顧客の負となり全額を支払う義務が生じます。

この内容は、顧客が口座開設時に承諾する「店頭外国為替証拠金取引約款」に記載されているので、システムの決済が遅れて追証が発生したとしても、顧客はその損失を支払うことを事前に承諾しているということになります。

海外FX会社の場合、ゼロカットシステムにより、強制ロスカットを超えて決済されてしまった部分の損失は海外FX会社の負担となり、口座資金が0円になるだけで顧客が損失を被ることはありません。

ではなぜ国内FX会社ではゼロカットシステムを採用していないんでしょうか?

その理由は、「顧客の損失補填を約束する行為を禁止する」と国内の法令で決められているからなんです。

法令で顧客の安全を守るというなら、レバレッジ規制ではなく国内FX会社にもゼロカットシステムの導入を認めてほしいものですよね。

欧州では逆に、FX会社にゼロカットシステムの導入が義務付けられています。

「海外FX取引はハイレバレッジだから危険でしょ」とよく言われますが、ゼロカットシステムがない国内FX取引の方が、よほど危険性をはらんでいるんじゃないかと思います。

海外FX取引はゼロカットシステムがあるからこそ、ハイレバレッジで取引が出来るんです。

一瞬の相場の大変動で、数十万、数百万、下手をすれば千万単位で借金を背負うことになってしまいかねませんから、ゼロカットシステムはFX取引では絶対に押さえておきたい超重要ポイントです。

追証とは

重要度 MAX

国内FX会社
海外FX会社

追証と聞くと、初心者の方は怖いイメージを持たれている人もいるんじゃないでしょうか。

実際にFX取引するうえでは、あまり見聞きしたい言葉ではありません。

追証について詳しく説明していきます。

追証とは

追証(おいしょう)とは、追加証拠金を省略した言葉です。

追証は大きく分けると2種類に分類されます。

  1. 証拠金維持率が低くなった場合の追証
  2. 口座残高がマイナスになった場合の追証

①証拠金維持率が低くなった場合の追証

国内FX会社、海外FX会社では入金額を上回る損失を出させないようにするため、ポジションを持っている状態で含み損が大きくなってしまった場合に、システムの方で強制的に決済(強制ロスカット)する仕組みを採用しています。

FX会社ごとに強制ロスカットをする%が設定されていて、その%がロスカットレベル(証拠金維持率)と呼ばれています。

  • 国内FX会社では50%~100%が多い
  • 海外FX会社では0%~20%が多い

国内のFX会社では、ロスカット水準、ロスカットライン、ロスカットの証拠金維持率というように呼ばれていますが、海外FX会社では「ロスカットレベル」と呼ぶのが一般的です。

追証は強制ロスカットが近いですよ、という強制ロスカット前の通知になりますので、対処することが可能です。

追証が発生してしまった場合には

各FX会社が設定するロスカットレベル(証拠金維持率)に達してしまうと、強制決済されてしまいます。

その前段階が追証となりますので、追証となってしまった場合には

  • 取引口座に追加資金を入金する
  • ポジションを全て、または一部決済する(損失が発生)
  • 両建てのポジションを持つ(初心者の方にはおすすめしません)

しかありません。

口座資金を増やすか、ポジションを手仕舞いして口座資金を増やすという選択肢になります。

追証を無視すると

ポジションが回復する方向に動けば強制ロスカットはされませんが、損失方向に動けば保有しているポジションがすべて、強制ロスカット(強制決済)される可能性が高くなります。

その際に、急激な相場変動があった場合、

国内FX会社の場合は、大きな相場変動で強制ロスカットを超えて決済されてしまった部分の損失を、顧客が負担して支払うことになります。

海外FX会社の場合は、ゼロカットシステムにより強制ロスカットを超えて決済されてしまった部分の損失は、海外FX会社が負担してくれます。

国内FX会社と海外FX会社の追証の違い

追証は強制ロスカットが近いですよという通知というのは、国内FX会社も海外FX会社も変わりはありません。

 

違いがあるのはロスカットレベル(証拠金維持率)の違いです。

  • 国内FX会社では50%~100%が多い
  • 海外FX会社では0%~20%が多い

 

国内FX会社の場合

ロスカットレベル 50%~100%と設定が高い

1ロット当たりの必要証拠金が多い

などの理由で、拘束されてしまう口座資金が大きく、10万円以下の口座資金だと少しの損失でロスカットレベル(証拠金維持率)に達してしまう可能性が高いです。

海外FX会社の場合、

ロスカットレベル 0%~20%と設定が低い

1ロット当たりの必要証拠金が少ない

などの理由で、余剰金が多く確保できるので10万円以下の少ない資金でもロスカットレベル(証拠金維持率)までは、かなり余裕があります。※入金ボーナスのある海外FX会社なら倍の資金で始めることも可能です。

②口座残高がマイナスになった場合の追証

口座残高がマイナスになった場合の追証というのは、ゼロカットシステムの項で説明した通り、急激な相場変動でシステムの決済が遅れて強制ロスカットを超えて決済されてしまい、口座資金がマイナスとなってしまっている状態のことです。

  • 国内FX会社では、顧客がマイナス分を全額負担
  • 海外FX会社では、ゼロカットシステムにより海外FX会社が全額負担

という違いがありますので、 口座残高がマイナスになった場合の追証は国内FX会社にしかありません。

マイナス分の追証が発生してしまった場合には

①の証拠金維持率が低くなった場合の追証は強制ロスカット前の通知でしたが、②の口座残高がマイナスになった場合の追証は既に決済されてしまっているので、マイナス分全額を国内FX会社に支払うという選択肢しかありません。


以上の通り、追証でも国内FX会社と海外FX会社とでは、大きな定義の違いがあることが解ります。

個人的にはゼロカットシステムが無い時点で、国内FX会社は選択肢に入りません。

タイミングが悪ければ一発退場どころか、資金をすべて失った挙句に借金まで背負ってしまう可能性すらありますので。

信頼性

重要度

国内FX会社
法規制で安心
海外FX会社
FX会社によりリスク有り

①信託保全について

国内FX会社の場合

信託保全とはFX会社が顧客から預かった証拠金を、FX会社の資産とは別けて各FX会社が信託提携している銀行の信託口座で管理することで、法令で定められているので国内FX会社はもれなく、信託保全が適用されことになります。

過去には実際にFX会社が破綻したケースもありますので、その点では国内FX会社は信頼性があります。

海外FX会社の場合

海外FX会社は日本の法令に従う義務がないため、信託保全を行っている海外FX会社は数社のみとなっています。

信託保全があっても、海外FX会社が信託提携しているのは海外の金融機関になりますので、実際に破錠してみないと、どうなるかは解らないと個人的には思っています。

分別管理で顧客の資産保護を説明する海外FX会社もありますが、こちらも実際に破錠した場合、海外の金融機関相手にどうなるかは不明で、万が一があった場合には顧客側としては手の打ちようがありません。

とは言え、必要のないリスクは極力避けたいので、どの海外FX会社でもよいという訳にはいきません。

  1. 知名度、日本人ユーザーが多い
  2. 海外の金融ライセンスを保有している
  3. 信託保全、分別管理を行っている
  4. 日本語のサポートに対応している
  5. 過去に出金トラブルがないかネットで情報を収集する

は確認した上で、海外FX会社を選ぶとよいと思います。

金融ライセンスとは

金融ライセンスとは、金融関係の事業を行うために必要なライセンスを得ているかということです。海外FX会社では取引する上で規制の少ない国に本社を置き、金融ライセンスを取得している会社が多いです。

  • イギリスのFCA ←世界のライセンスの中でも特に審査基準が厳しい
  • キプロスのCySEC ←世界のライセンスの中でも特に審査基準が厳しい
  • ニュージーランドのFMA
  • オーストラリアのASIC

など、日本の金融庁にあたる政府機関がライセンスを発行しています。

日本のようにレバレッジ規制、ゼロカットシステムの禁止などの規制がある国でライセンスを取得してしまうと規制対象となってしまいます。そのため、例えばXMtトレーディングではセーシェル共和国に本社を置いて、金融ライセンスを取得し国内へのサービスを提供しています。

また口座資金面では、少額でもまとまった取引が可能な利点を生かして、最低限の口座資金で運用するなど、顧客側も信頼性に関わるリスクのコントロールをすることをおすすめします。

ハイレバレッジの取引+ゼロカットシステムの組み合わせのおかげで、少額でも思い切った取引ができますので、利益がまとまったらこまめに出金するなど取引以外のリスク管理は、国内FX会社よりも必要にはなってしまいます。

②出金トラブルについて

国内FX会社なら、口座凍結などよほどなことがない限り出金に関するトラブルはありませんが、海外FX会社では出金に関するトラブルを割とよく耳にします。

せっかく利益を出せたのに出金できない!なんてことになったらたまりませんよね。

ですが、海外FX会社がすべて信用出来ないということではありません。

先程と同じく

  1. 知名度、日本人ユーザーが多い
  2. 海外の金融ライセンスを保有している
  3. 信託保全、分別管理を行っている
  4. 日本語のサポートに対応している
  5. 過去に出金トラブルがないかネットで情報を収集する

を基準に海外FX会社を選定すれば、出金の心配をする必要はありません。

優良とされる海外FX会社でもトラブルとして多いのが、出金のルールが少し複雑なため、そのルールに基づいて手続が出来ていなくて、出金出来ないというパターンです。

出金のルールが少し複雑というのは、世界中の顧客を相手に取引をしてる海外FX会社ならではの特徴ですが、理由の一つにマネーロンダリング(資金洗浄)への対策が影響していると言われています。

出金方法、ルールについては、長くなるのでこの項では割愛させていただきますが、優良とされる海外FX会社では、出金出来ないのではなく、出金の手続きが正しく出来ていないというパターンが多いというだけなので、出金関する信頼性も問題ありません。

国内FX会社と海外FX会社のスプレッド比較を

重要度

国内FX会社
狭い
海外FX会社
広い

スプレッドとは

スプレッドとは、通貨ペアを売買する際の、売り値(bid)と買い値(ask)の差額のことで、FX会社の取引手数料の一つになり、ポジションが約定した時点で含み損として反映されます。

 

売り買いした時点でスプレッド分の含み損が発生して、その含み損が取引手数料という訳なんです。

 

スプレッドは各FX会社が、取引手数料として通貨ごとに独自に設定しているので、FX会社によって数値が異なります。

  • スプレッドが狭い = 取引手数料が安い
  • スプレッドが広い = 取引手数料が高い

ということになり、スプレッドが狭いほうが顧客には有利になります。

 

また、スプレッドには

  1. 固定スプレッド
  2. 変動スプレッド

の2種類があり、言葉の通りスプレッドが固定なのか、変動なのかの違いがあります。

国内FX会社の多くは「原則固定スプレッド」を採用していますが、原則なので相場の急変動などがあった場合は、スプレッド幅が大きくなることもあるので注意が必要です。

海外FX会社は固定スプレッド、変動スプレッドのどちらを採用しているかは、各社それぞれ異なるので、海外FX会社を選ぶ際には固定なのか、変動なのかを確認するとよいでしょう。

国内FX会社と海外FX会社のスプレッドの違い

国内FX会社と海外FX会社のスプレッドの違いを見てみましょう。

国内大手GMOクリック証券、海外大手XMtradingで比較してみました。(XMtradingは変動スプレッドを採用しているので、平均値を記載しています)

国内FX会社
GMOクリック証券
の場合
海外FX会社
XMトレーディング
の場合
通貨ペア原則固定
スプレッド
変動
スプレッド
(平均値)
米ドル/円0.2銭1.6pips
ユーロ/円0.5銭2.6pips
豪ドル/円0.7銭 3.3pips
ユーロ/米ドル0.4pips 1.7pips
ポンド/円1.0銭 3.3pips
カナダドル/円1.7銭 3.4pips
XMトレーディングはマイクロ口座・スタンダード口座

上記の表だと、スプレッドがどれくらい違うのかイメージしにくいので、銭とpipsを円換算して比較してみます。

国内FX会社と海外FX会社のスプレッドを円換算で比較

国内FX会社
0.2銭の場合
海外FX会社
1.6pipsの場合
1万通貨20円160円
5万通貨100円 1,400円
10万通貨200円1,600円
15万通貨 300円2,400円
20万通貨400円3,200円

表の通り、国内FX会社と海外FX会社では取引手数料(スプレッド)が全然違うのが解ると思います。

スプレッドは約定した時点で含み損となりますので、スキャルピングや短時間トレードではスプレッドの広さが大きなデメリットになります。

また、スプレッドは取引ごとに掛かってしまう取引手数料で、取引回数が多くなればなるほど積み重なってしまうので、海外FX会社での取引ではスプレッドを考慮した取引が必要なことが解ります。

スプレッドを考慮した取引というのは、取引回数を出来るだけ減らして、利益を伸ばせそうな時には伸ばすといったような取引です。

そのためには、1時間足、4時間足、デイトレなど少し長めの時間足でのトレードが相性が良いということになります。

スプレッドの計算方法とは

スプレッド(取引手数料)の計算は「ポジション量(ロット数)× スプレッド」で計算出来ます。

スプレッドの単位は

  • 国内FX会社ではクロス円通貨を○銭で、クロス円以外の通貨は○pipsで表記されている
  • 海外FX会社ではすべて○pipsで、表記されている
  • 1pips = 1銭 = 0.01円
  • 銭もpipsも円に換算して算出

というのを覚えておくと、換算しやすくなりますのでぜひ覚えてください。

国内FX会社・スプレッドが0.2銭の場合

国内FX会社ではスプレッドが銭で表記されているのでややこしいのですが、まず0.2銭を円に換算してみましょう。

1銭 = 0.01円になります。(100銭で1円)

0.2銭は1銭=0.01円の1/5なので【0.01 ÷ 5】で0.002円になります。

0.2銭 = 0.002円

1万通貨 × 0.002円(0.2銭)= 20円 となります。

つまり、1万通貨の取引が成立した時点で含み損が20円発生することになり、それが取引手数料ということになります。

5万通貨 × 0.002円(0.2銭)= 100円

10万通貨 × 0.002円(0.2銭)= 200円

と、ポジション量(ロット数)が多くなれば、手数料も比例して多くなっていきます。

海外FX・スプレッドが1.6pipsの場合

海外FXではスプレッドがpipsで表記されているので、まず1.6pipsを円に換算してみましょう。

1pips = 0.01円なので、1.6pips = 0.016円

1万通貨 × 0.016円( 1.6pips)= 160円 となります。

つまり、 1万通貨の取引が成立した時点で含み損が160円発生することになり、それが取引手数料ということになります。

5万通貨 × 0.016円(1.6pips)= 800円

10万通貨 × 0.016円(1.6pips)= 1600円

ポジション量(ロット数)が多くなれば、手数料も比例して多くなっていきます。

固定スプレッドのメリット・デメリット

メリット

国内FX会社の多くが採用している原則固定スプレッドのメリットは、呼び方の通り通常時はスプレッドが固定されている点です。スプレッドが突然、狭くなることもないし、広くなることもありません。

デメリット

デメリットは変動スプレッドのように、スプレッドが狭くなることがないという点です。

だた、海外FX会社のスプレッドは国内FX会社と比べて広めなので、スプレッドが狭くなったとしても国内FX会社ほど狭くなることはありません。ですので、海外FX会社の固定スプレッドと変動スプレッドを比較した場合に、ということになります。

また、原則の部分を忘れないでください。相場変動の大きい経済指標や要人の発言、天災などがあった場合にスプレッドが広くなることもありますので、注意は必要です。

変動スプレッドのメリット・デメリット

メリット

変動スプレッドのメリットは、スプレッドの平均値が固定スプレッドよりも狭くなる点です。

デメリット

デメリットは「相場の流動性」によってスプレッドが変動、変動幅も異なる点です。大きな値動きが見込まれる経済指標や要人の発言、天災が起こった場合には、スプレッドがかなり広くなることもあります。余剰金が少ない場合には、強制ロスカットになってしまうことも。


原則固定スプレッドと変動スプレッドをイメージするなら、住宅ローンの金利に似ています。

固定金利なら金利が変動することはないけど、金利が割高。変動金利なら金利は変動するけど、金利が低いうちは固定金利よりお得といった感じでしょうか。

初心者の方はスプレッドが固定されている方が安心、と思われる方が多いかもしれません。

海外FX会社はスキャルピングには向かないけど

繰り返しになりますが、スプレッドは取引ごとに掛かってしまう取引手数料なので、スキャルピングのような回数をこなす取引では、海外FX会社のスプレッドの広さはデメリットになります。

スプレッドの重要度を星3としているのは、20pips~50pipsを狙うデイトレードや、より長い時間足で回数をこなさないトレードなら、海外FX会社の広いスプレッドを許容できるからです。

5万円など少額の資金からFXを始めたい場合には、スプレッドも大事ではありますが、やはりレバレッジと証拠金の少なさのメリットの方が上回ると考えます。

取引方式の違い(DD方式とNDD方式)・のみ行為とは

国内FX会社
DD方式
海外FX会社
NDD方式

国内FX会社と海外FX会社の取引方法の違いについて解説していきます。

  • 国内FX会社ではDD方式が多い(Dealing Desk、相対取引)
  • 海外FX会社ではNDD方式が多い(Non-Dealing Desk、インターバンク直結)

という、2種類の取引方法があります。

DD方式

DD方式とは

DD方式とは、顧客が出した注文がFX会社に出され、FX会社が顧客が出した注文を再度インターバンク(金融機関)に出す方式のことです。顧客は一旦、FX会社を通して注文を出すことになります。DD方式の特徴は、国内FX会社で多く採用されていることから解る通り、取引手数料(スプレッドなど)をFX会社の方で調整できる点や、スプレッドの安定性がメリットとなります。

NDD方式

NDD方式とは

NDD方式とは、顧客が出した注文がすぐにインターバンク(金融機関)に出される方式のことです。NDD方式の特徴は、約定力が高いことです。FXではスリッページと呼ばれる、注文レートとのズレが生じてしまうことがあります。NDD方式はインターバンク(金融機関)に直接注文を出すので、そのスリッページがDD方式よりも少ないというメリットがあります。

DD方式のノミ行為とは

DD方式のノミ行為とは、顧客はFX会社に注文を出すというのがポイントです。

通常、顧客から出された注文はFX会社を通して、同じ注文がインターバンク(金融機関)に出されます。

FX会社が可能なノミ行為とは、顧客が出した注文をFX会社がインターバンク(金融機関)に一部しか出さない、もしくは注文を出さないことで、スプレッド(取引手数料)以外の利益、つまりは顧客の損失を利益として得ることです。

また、顧客が事前にFX会社と交わす「店頭外国為替証拠金取引約款」には

  • 当社の店頭外国為替証拠金取引(FX)市場取引ではなく店頭取引であるため、他社や取引所の為替レートやスワップポイントなどが当社のものと異なる場合がある。
  • 取引価格はインターバンク市場において取引されている最新の為替レートを参照し、当社が対お客様向けに算出するものとします。

などの条項が記載されていて、これはFX会社が顧客に提供する通貨レートを、独自に決められることを意味しています。

顧客とFX会社の取引なので

  • どのレートにロスカットが多く注文されているか解る
  • 通貨レートの操作も可能

ということは、特定の顧客をストップ狩りなんてこともシステム的には可能です。

顧客は予め約款(やっかん)の承諾により、理解した上で取引していることになっています。

これらが合法的に可能となってしまっている点が、DD方式の透明性が問われる所以になっています。

初心者はDD方式とNDD方式のどちらがおすすめ?

DD方式なら国内FX会社、NDD方式なら海外FX会社という選択肢になりますが、個人的にはやはり透明性のあるNDD方式の海外FX会社をおすすめしたいと思います。

国内FX会社がノミ行為をしているかは、実際のところ定かではありません。

定かではありませんが、正直なところシステムのメンテナンス、維持費、人件費等もあるのに1万通貨当たり20円の取引手数料(スプレッド)だけで成り立つものなのか?と勘ぐってしまう部分はあります。

ですので、個人的には取引の透明性を重視するのであれば、NDD方式の海外FXをおすすめします。( NDD方式もデメリットはありますので、理解した上で選択してみてください)

取引ツールについて

国内FX会社
独自ツール
海外FX会社
MT4・5

実際に取引する際のツールについて、解説していきたいと思います。

取引ツールとはチャートを表示、チャートにインジゲータを表示、注文に使用できるソフトのことです。

  • 国内FX会社は独自の取引ツールが多い
  • 海外FX会社はMT4・MT5が多い

という特徴があります。

MT4・MT5

MT4・MT5とは

MT4・MT5とは、メタトレーダーというチャートソフトの略称で、4、5はバージョンの違いを表しています。全世界の金融取引に使われている、超がつくほど有名なチャートソフトです。

  • 豊富なチャートツール
  • 数多くのテクニカル指標
  • 自由度の高いシステムトレード(自動売買)
  • スマートフォンアプリにも対応

などの特徴があり、国内外のFX会社に採用され、各FX会社に口座を開くと無料ですべての機能が使用できるのも人気の理由です。海外FX会社では、ほぼメタトレーダーが採用されていますが、国内FX会社では一部のFX会社でしか採用されていませんので、国内FX会社でメタトレーダーを利用したい場合には注意してください。

初心者には独自ツール、メタトレーダーのどちらがおすすめ?

初心者の方は今後のことも考えて、メタトレーダーを使っておくことは、ぜひおすすめしたいです。

全世界で一番使われているチャートソフトで、テクニカル指標も豊富なので覚えておいて損はありません。

初心者の取引という点では、FX会社の独自ツールでも、メタトレーダーのどちらでも問題はありません

筆者もFXを始めた当初は、国内FX会社 GMOクリック証券の「はっちゅう君」を使っていました。

テクニカル指標は別画面でMT4で表示させて、取引は「はっちゅう君」でする感じですね。

独自ツールでも、基本的なテクニカル指標は表示できますし、テクニカル指標を多く表示出来たとしても、 相場観あってのテクニカルなので勝てるようにはならないと思います。

FXは勝った人がいる一方で、必ず負けてる人がいるゼロサムゲームの世界なので、まずは少額でも実際の取引をしてみて、自身に合った勝てるルールを見い出しましょう。

日本語サポート

国内FX会社
日本語対応
海外FX会社
一部日本語対応

サポートの面では、当然国内FX会社の方が充実しています。

海外FX会社でもサポートが日本語対応の会社は数多くあります。

  • 日本人スタッフが常駐
  • 日本語でのライブチャット
  • 日本語でのメール
  • 日本語での電話

など、対応している項目は各FX会社によって異なりますが、サポートが必要な際はやはり日本語に対応していたほうが安心は出来ます。

海外FX会社名日本語対応
XM Trading
(XMトレーディング)
日本語
ライブチャット ・メール
Axiory
(アキシオリー)
日本語
ライブチャット・メール
GEMFOREX
(ゲムフォレックス)
日本語
ライブチャット・メール
iFOREX
(iフォレックス)
日本語
ライブチャット・メール・電話
FXGT
(FXジーティー)
日本語
ライブチャット・メール
LAND-FX
(ランドFX)
日本語
ライブチャット・メール
Titan FX
(タイタンFX)
日本語
ライブチャット
Tradeview
(トレードビュー)
日本語
メール

税金・損失繰越・確定申告

国内FX会社
分離課税一律20.315%
海外FX会社
総合課税(5~45%)

国内FXと海外FXの税金の違いについて

国内FX会社での損益と、海外FX会社での損益は課税方式が異なります。

国内FX会社分離課税
(20.315%)
海外FX会社総合課税
(5~45%)

分離課税・総合課税とは

分離課税も総合課税も、1年間の所得に対する課税方法です。不動産所得・給与所得、配当所得、雑所得などが所得税の対象になりますが、どのように課税するのかという課税方式の違いになります。

FXでは税制で決められた一定額以上の収益は「雑所得」となり、確定申告が必要となります。

その際に、分離課税になるのか、総合課税になるのかが国内FX、海外FXの違いとなっています。

  • 国内FX会社で得た利益 → 分離課税一律20.315%
  • 海外FX会社で得た利益 → 総合課税(所得額に応じて5~45%)

と決められており、国内FX会社で得た所得のみ、金額に関わらず一律という優遇措置の対象となっています。

一見、国内FXの税率が有利にみえるけど

どんなに利益が出ても、一律の税率なら国内FXのほうが有利じゃない?

FX初心者の方は、そう思ってしまいがちですが、実はそうでもないんです。

その理由は、総合課税の税率が累進になっているからなんです。

総合課税の税率
課税される所得
(給与所得等も含む)
税率
195万円以下5%
195万円を超え330万円以下 10%
330万円を超え695万円以下20%
695万円を超え900万円以下 23%
900万円を超え1,800万円以下 33%
1,800万円を超え4,000万円以下40%
4,000万円を超える45%

総合課税の海外FXでは、利益が195万円まで税率が5%、330万円までが税率10%、695万円の利益でやっと国内FXと同じ税率20%になるんです。

総合課税なのでFX以外の収益(給与所得など)と合算になってしまいますが、それでもFX初心者の方がいきなり数百万の利益を出すことは難しいですし、平均的な給与であればFXでの収益があったとしても695万以下(税率20%)の範囲には納まるんじゃないでしょうか。

ともすると結局、分離課税が有利という訳ではなく、海外FXが税金面で不利になることは無いということになるんです。

損失の繰越について

国内FX会社
繰越3年間可能
海外FX会社
繰越不可

損失の繰越とは

損失の繰越とは損失があった場合に「損益通算」により、翌年以降3年間に渡って損失と利益の相殺(控除として)ができる税制度のことです。

損失の繰越が出来るのは国内のFX会社だけで、海外FX会社は損失の繰越が出来ない点は海外FX会社のデメリットです。

FXの確定申告

国内FX会社
一定額以上
確定申告必要
海外FX会社
一定額以上
確定申告必要

FXで得た利益の確定申告については、国内FXも海外FXも優劣はありません。

国内FX、海外FXで得た利益は雑所得に区分され、一定額以上は確定申告が必要となります。

雑所得とは

  • 公的年金
  • ネットオークションの収入
  • 原稿料
  • FX取引等による所得
  • 外貨建預貯金の為替差益

などで複数項目で収益があれば、その合算が対象になります。

雑所得の合計なのでネットオークションの利益、FXの利益など合算で年間○円以下、○円以上という点に注意してください。

前述の通り

  • 国内FX会社で得た利益 → 分離課税一律20.315%
  • 海外FX会社で得た利益 → 総合課税(利益額に応じて5~45%)

の税率で、年間の利益に対して所得税が徴収されます。

給与所得がある場合

主にサラリーマンなど給与所得がある場合、年収2,000万円以下で雑所得の合計が年間20万円以下なら確定申告の必要はありません。

 

雑所得の合計が年間20万円を超えると、確定申告の必要があります。(年末調整している場合)年末調整をしていない場合は、年間20万円以下でも確定申告が必要となります。

給与所得がない場合

主に自営業や扶養家族(専業主婦・学生)の場合、雑所得の合計が年間38万円未満なら確定申告の必要はありません。

 

雑所得の合計が年間38万円以上になると、確定申告の必要があります。

※配偶者控除を受けられるかの基準額が年間38万円なので、年間38万円以上雑所得がある場合には扶養家族から外れてしまうので注意が必要です。

FXも経費が認められる

FXで得た収益は「所得」になります。

【所得とは = 収益 - 必要経費】なので、所得を得るために使った経費を差し引いて確定申告することが可能です。

経費は自己申告制なので、FXで収益を得るための経費は自身で判断し、計上することになります。※個人でも税務調査が入る場合がありますので、「FXで収益を得るために必要である」と証明する領収書や購入履歴は残しておきましょう。

FXの経費とは

  • 家賃の一部
  • 光熱費の一部
  • パソコン
  • パソコンの周辺機器
  • ソフト
  • 事務用品
  • スマホやタブレット
  • インターネットの通信費の一部
  • セミナー参加費
  • 交通費
  • 交際費
  • 書籍代

などです。家賃や電気代、通信費などは私用で使う部分もあるので、割合を算出して按分することで、経費として計上することが可能です。

 

経費は翌年に繰越することは出来ませんので、年末までにFXで利益が出て確定申告の必要が出てきたら、FXでさらに利益を伸ばせるように設備投資などしても良いですね。

まとめ

国内FX会社と、海外FX会社の違い、メリット・デメリットを見てきました。

各項目に分けてそれぞれ見てみると、優劣がよく解るんじゃないでしょうか。

国内FX会社は、取引面ではスプレッドの狭さこそ目立ちますが、国内の会社だから安心、サポートの充実など取引以外のメリットが目立ちます。

海外FX会社は取引面のメリットが充実しているのが、解っていただけたと思います。

「ハイレバレッジだから危険ということはない」「ハイレバレッジのメリット」を詳しく解説しましたが、筆者から言わせればゼロカットシステムが法令によって導入できない国内FX会社の方が、海外FX会社よりよほど大きな危険性をはらんでいると言わざるを得ません。

初心者の方は、いきなり海外FX会社で取引というのもとっつきにくいかもしれませんが、少額でリスク限定しながら取引できるのは、むしろ海外FX会社の方なんです。

海外FX会社でもデモトレードは利用できますので、メタトレーダーに慣れるのと合わせて経験してみるのも良いと思います。

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